・環境に配慮した素材のみを使用した
ビジネスバッグをつくる。
近年、盛んに叫ばれる「サステナブル」という言葉。ファッション業界でも多くのメーカー・ブランドが続々と環境に配慮したアイテムを発表しています。
しかし、同じファッションの中でも、バッグ業界においてはその取り組みが遅れているように見受けられます。特にビジネスシーンで使われるようなバッグは、コストパフォーマンスや機能性のみが追求されたアイテムが多い状況です。
仕事用のバッグとしてシンプルで装飾のないものが必要だというビジネスパーソンはたくさんいる中で、サステナブルを推進するメーカー・ブランドはその識別のためにロゴや特徴的な外観がどうしても必要という事情もあるでしょう。
B4Sシリーズでは、そういったしがらみを一旦取り外して、ビジネスパーソンにも環境のために選んでもらえるバッグを目指します。
・環境に配慮した素材のみを使用した
ビジネスバッグをつくる。
今までの常識にとらわれず、サステナブルなバッグ作りを目指していきます。
持続可能な社会へ、
私たちは行動し続けます。
今の小さな私たちにできることは少ないかもしれませんが、いずれ大きな変化を生めるように、これからも試行錯誤を続けていきます。
▼ それぞれの取り組み ▼
工場から回収された製造廃棄物を再生しているため、エネルギーや原材料の消費を抑え、廃棄物を減らし、焼却時の有害なガスを減少させるため、大気や水の汚染を軽減する環境に優しいナイロン繊維です。
また、撥水性にも優れており、内部への水の侵入を防ぎます。※
もちろん、CORDURA®︎の伝統でもある耐久性はしっかりと受け継いでおります。1つの製品を長く使うことは、誰にでもできる環境への取り組みの第一歩です。
※バッグは完全防水ではございません。予めご了承ください。
CORDURA® ECO Fabricはとても薄い素材であるため、そのままではビジネスシーンで使えるようなハリのある質感にすることはできませんでした。そこで、バッグの名産地として知られる兵庫・豊岡の職人が持つ経験と技術を活かしたバッグづくりを進めました。
豊岡に受け継がれてきた鞄作りの歴史は、千年以上前からといわれています。代々、職人たちに受け継がれてきた技術と経験が、今までにない素材でのバッグ作りを可能にしています。
今回は、このバッグの製作に携わった職人に製作時のエピソードなどを伺ってみました。
>>このバッグの製作で難しかったところは?
各パーツを縫い合わせた時にできてしまう縫いシワを減らすことに1番苦労しました。
芯材を何種類も試し、シワの少ない、ビジネスシーンで使えるバッグに仕上げました。
>>製作の過程で、工夫したところがあれば教えてください。
シワを少なくするための工夫で裏加工※をしました。結果として、力が分散されたことによって強度もアップさせることができました。
※裏加工
素材の裏側に加工を施すこと。今回は厚手のメリヤス素材を貼り付ける、ダブルメリヤス加工と呼ばれる加工を施しています。
>>最後に、どんな方に使ってもらいたいですか?
このバッグは一本ずつの手作りで生産しています。
私達職人にとっては、丁寧に使って頂き、長く使い続けて欲しいと思っています。